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ハヤシアキオ

Author:ハヤシアキオ
旅行家で写真家で文筆家で雨男。

■Dust&Ashes design project
イラストレーターの凹工房さんと共同でホームページを運営しています。これまでの旅をテーマ毎にまとめた読み物がありますので、どうぞご覧ください。

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サツエイキロク/萩-藍場川-


松本川から流れを引き入れた水路、「藍場川」が
ゆるやかに蛇行しながら続く川島地区。
さらさらとした流れと戯れるようにけだるげに泳ぐコイ。
静かで穏やかな時間。
理由もなくダイアー・ストレイツの歌を思い出しました。

上手く説明できませんが、
僕はここがとても好きです。
マーク・ノップラーのとぼけた歌のように。

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サツエイキロク/萩-落日-


萩市中から見える指月山。
毛利氏の居城がここにありました。
強者どもが夢の後、今は石垣が残るばかり。

昨日、マイケル・ジャクソンが亡くなりました。
最近はゴシップにまみれ、それはまるで
かつて「マイケル・ジャクソン」だった人、を報じているようでした。

神輿に上った者は引きずり落とされる。
曲がり角を過ぎたスターの晩節が群衆の慰みになるのは、
神輿に上がった瞬間から定められた道理なのでしょう。

長い祭りが終わりました。
マイケル、どうか安らかに。

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サツエイキロク/萩-灯籠-


歴代、毛利家の藩主の墓所、東光寺と大照院。
巨大な灯籠が立ち並ぶ異様な景色。

鬱蒼とした木立の奥にあったのは、
一際大きな初代藩主の灯籠。
傍らには、藩主に殉死した家臣の灯籠。
そのまた傍らに、その家臣を追って殉死したそのまた家臣の灯籠。
なんと凄惨な。

苔むす、もの言わぬ墓標の列に、
何となく気圧されて、寺を後にしました。

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サツエイキロク/萩-タイムスリップ-


建物の中から町を見ていると、
僕は建物と過去の世界に居て、
窓の外の遠い未来を眺めているように感じます。

最近、ヴァン・ヘイレンの「Jump」がまた流れてますね。
十代の頃の僕にとって、デイヴィット・リー・ロスは、
土蔵の中から見える未来のようでした。

そんな素朴で無垢な時間は遠い過去になり、
彼らの道化た乱痴気騒ぎが程よく懐かしいです。

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サツエイキロク/萩-お庭拝見-


ご好意で庭を見せていただけるお屋敷もあります。
中はさらに時間がゆっくり流れているよう。

こういう場所で無為に過ごす時間を、
もったいないと思わないのは何故でしょうか。
きっと普段はやらなきゃいけないことが多すぎるんでしょう。
でも、やらなきゃいけない、ことって、
本当にやらなきゃいけないことなのかな。

「もったいない」というのは度が過ぎると、
強迫観念的な色合いを帯びてきます。

どこかで一歩引いて見るって大事なことですね。

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